優勝賞金1000万円!無人島謎解きサバイバルに参加した話

如月です。タカラッシュ!主催の1000万円獲得無人島サバイバルレースこと、第1回GIチャンピオンシップに参加し奔走した話です。 ”無人島” ”謎解き” ”サバイバル” ”1000万円” って夢しかないよね。

 

結果だけ知りたい方はこちら
当時のtwitterログはこちら  

GI(ジーワン)チャンピオンシップとは

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第1回GIプロハンターチャンピオンシップ (C)(株)タカラッシュ
  • タカラッシュ!主催の 謎解き
  • 舞台は 無人島
  • 優勝賞金 1000万円
イベント名 第1回プロハンターチャンピオンシップ
URL https://treasure-hunter.jp/event/g1_1st/
日時 2021年12月4日~5日
場所 瀬戸内海の無人島:「ありが島」こと片島
参加費 47,300円/人+旅費+装備等の準備費
参加資格 チーム代表がプロハンターもしくは参加権利獲得者
チーム人数 2~3人
感想など #G1チャンピオンシップ on Twitter 
(ネタバレ解禁済みです)

もっと知りたい方向け

  • タカラッシュ!は2021年に宝探しサイトHunter's Village  及び2020年にトレジャーハンター協会  を立ち上げました。
  • Hunter's Villageを通して様々なクエストに参加するとハンターポイントを入手でき、ポイントおよび参加クエスト数が一定条件を満たすとプロハンターになれます(年会費あり)。
  • このプロハンター制度において最高レベルの大会と位置づけられたのがGIです。

    https://treasure-hunter.jp/img/pro_road_map.jpg

    GI大会参加までの道のり  (C)(一社)トレジャーハンター協会
  • 出場条件であるプロハンターはHunter's Villege立ち上げから1年弱の2021年12月時点で12人。サイト利用者の0.1%未満の人数でした。(2022年8月時点で33名)
  • プロハンター以外の間口を広げる意味合いでGII大会  の上位入賞者にも参加権利が与えられ、そのうち2組がGIに参加しました。

大会の様子

準備

荷物として持ち込めるのはバックパック7kg分まで。
運営側で用意してくれるのは水、テント、床下用の防寒アルミシート、食料(初日に獲得できた分のみ)。

夜中は0℃近くなることが予測されるため、夏の富士登山経験を参考に普段の冬着+ユニクロの極暖+スキー用の上着とウィンドブレーカを準備。あと、カメラ。レンズと本体+替え電池1つと最小量の持ち込みにしましたが、それでも総重量7kgの内1.5kgがカメラ、何考えてんのレベル。専用の山装備としては靴のみ新調しました。行先は崖があるため、足を滑らして落ちたら死にかねない。

参加者

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2021年 第1回GIチャンピオンシップ参加者一覧 (C)(株)タカラッシュ

タカラッシュ側のゲーム進行想定について。当初は初日に食料調達サバイバルレースを開催し、上位10チームが2日目に進出との計画でしたが、GIに参加したチーム数はちょうど10チーム(27名)であったためサバイバルは全通となりました。
じゃくねんそうα、βはGII大会での無茶振り(#G2ハンターズカップ hashtag on Twitter  )を超え参加したプロハンターが1人もいないチームです。更なる無茶振りへようこそ(それでも2021年に開催された第1回プロハンター試験よりまし)。

会場

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山口県 片島(ありが島) (C)Google

宝探しの舞台となる片島は瀬戸内海の山口県にある無人島
縦横に1~2km程度の小さな島で標高は215.7m
松山港からチャーター船で1時間くらい。
船に乗る前に荷物の重量計測があり、重たい服は全て着込んで重量対策。
真冬でも暑いレベル

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船での移動の様子 虹も出て幸先の良い

写真で見ると綺麗ですが、時は冬の12月。船での海上移動は潮風や水しぶきで体温が削られ、極端に寒かったです。前述のフル厚着でようやく何とかなるくらい。

1時間強かけて片島に到着。

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辿りついた片島は下から見上げると傾斜が急すぎて

船で島を見た感想、「知っていたけど傾斜が急すぎ」
横幅400mで考えると山頂までの200mは平均傾斜25~30°くらい?

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イカダによる入島

島には船着き場が無い為、島に入るにはイカダによる橋渡しがありました。
波の引き際を見てぴょんと飛び跳ねる入島はわくわく感がありました。

1日目

宝の地図

初日は弱肉強食ステージと称して(タカラッシュの用意した)食料調達&上位が2日目進出ということで宝の地図をもって無人島をうろうろ。。。
基本は宝の場所に木札があり、食料獲得&木札の数で優劣を競うという想定でした。
お遊びイベントは射撃のみありました。

射撃イベント中

当初は初日で脱落者が出る想定でしたが、参加チームが丁度10チームであったため順位に関わらず全通。全通とわかっていても目の前の食料調達に精を出してしまいました。後から思えば初日から全力で1000万円の捜索をすべきでした(わからない、からわかるところから手を付けていた)。食料どのくらい貰えるかわからないと言い訳してたけど、なくても死なないじゃん。

悪魔の尾根

片島一番の絶景ポイント。この先には足滑らせると転がり落ちる山が待ち受けます。
山の中に入ってから傾斜が急にきつくなり、足元も崩れやすくなる。山頂に近づくにつれ傾斜は厳しさを増し、ロープを手繰って這いつくばるのがやっとの場所も。山頂に着くころにはへとへとに。
参加者の半分は山を登れず、1度登るとその日はもう登れなくなるレベルの辛さ(複数回登頂した兵も居たが)。山頂まで200mということは、東京タワー展望台までの外階段600段が150mくらいのため、山頂 > 東京タワー。

 

初日の歩数

上がった階数がバグってますね。
最初は傾斜20°超えると立っているのも辛く、登れないと思っていましたが、徐々に登山技術を実地で習得したようで出来ることが増えていきました。大半が過去に見聞きした情報で、”なるほど、だから本にこう書いてあったんだ!”という気持ちになりました。

参加して大事だった装備品

  • 軍手(滑り止め付のもの)

この2つがあると無いとでは登りやすさが段違いでした。特にロープがある場所では滑り止めのあるもの必須。足場が崩れやすいところではその辺の木切れを杖代わりに使わないと、登っても登っても足場がボロボロと崩れ、落下を繰り返し先に進めないことも多かったです。

無人島の夕暮れ

初日の奮戦を終え夕食タイム。レトルトカレーをコンロで温めて口にほおる。これから翌日の作戦を練るのと、初日のログを提出する必要がある。まだまだ夜は終わらない。

チーム内格差による食料搾取の図(ネタです)

初日は重要な手がかりを得ることができず、2日目しょっぱなに再度山頂を目指すことが決まりました(地獄)。夜の作戦タイムを終え、皆が流れ星に気が付く。満天の星空は最高でした。

満点の星空と流れ星(画像中央)

深夜に自撮りにいそしむ不審者(如月)


2日目

おはようございます!!!
普段は朝起きられませんが、こういう時だけ元気(な場合もある)!
日の出を眺め、情緒あふれる気持ちになり、写真も最高に良くてホクホクでした。

2日目からは1000万円獲得に向け本格的に動きだす。勝負は結構早い段階で決まっていました。我がチームも気が付き急ぎ向かうが1時間間に合わず。。。
(初日に近いところは探索していたからワンチャン獲得できたのが無念)

お宝発見の様子

2日目の歩数

片島に別れを告げる

結果

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総合順位 (C)(株)タカラッシュ

最終的に海賊王の秘宝を見つけ出したのは5/10チーム。1位を除きいずれも僅差でした。
優勝のチームSSSGは謎解き初めて(?)の2人をいきなり急傾斜の無人島に放り込み、そのまま優勝をかっさらっていたダークホースです。進捗も他の成功チームに比べ遅かったらしく、2日目の行動や推理が非常にかみ合ったとのこと。泣きそうになりながらメンバーに感謝する姿は感動するものがありました。
また、直前まで2位のチームかめもんty所属せがもんさんが宝箱を漁る横で「真の宝を見つけないでくれ」と祈っていたらしく、ハラハラしたそうです。
より臨場感にあふれるログは公式から閲覧可能ですこちら  

全写真